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「ははっ…おもしろい話ですね?」

「でしょ?だから…2人で」

やっぱり｡

司はあたしと同じ気持ち｡

2人で手を組んで

好きな人を手にいれよう｡

だけど…

「莱香さん…勘違いしてませんか?莱香さんの話がくだらなすぎておもしろいって言ってるんすよ俺は」

「え?」

鈍器で殴られたような衝撃だった｡

「俺そんな話にはのる気さらさらねぇっすから｡欲しいものは自分で手にいれる｡汚い手使って欲しいもの手にいれても全然嬉しくねぇんすよ」

そして極めつけに

「それに俺そんなことして傷付くららを見たくねぇ｡好きな奴傷付けるなんて間違ってます｡莱香さんは零くんが傷付いてもいいんすか?好きな人の辛そうな顔見たいんすか?俺はぜってぇ無理」

と言い放った｡