Eternal Love…
第23章 身に迫る危険と恐怖
長い夏休みが終わって新学期が始まった。
───恋花火の祭りの後。
あたしとお兄ちゃんは久しぶりに
仲よく肩を並べて歩いて帰った。
それは夢のようで。
恋花火が…
あたしの恋をそっと応援してくれているような気がした。
お兄ちゃんとしたキスが
抱き締められたぬくもりが
今でもまだ根強く残っている。
そしてちょっぴり期待してしまうんだ。
もしかしたら…
お兄ちゃんもあたしを
好きになってくれるんじゃないかって。
いつかそうなれたらいいな───。