Eternal Love…
第23章 身に迫る危険と恐怖
「…っ!ららっ!おい!何ボケっとしてるんだよ?もう学校着いたぞ?」
「あ…!ごめんごめん!」
司との登校中…
お兄ちゃんのこと考えてて
学校に着いたのも気がつかなかったや。
恋花火以来お兄ちゃんとの仲は
ぐっと近づいたけど
やっぱり莱香さんの存在は大きくて
いまだに一緒には登校していない。
それでも…今はいいんだ。
だって…幸せだから。
「夏休みボケしてんなよな~らら」
「わかってますーっっ」
内ばきに履き替えようと
自分の下駄箱を開けると…
中に真っ黒な封筒が入っていた。
…何だろうこれ。
真っ黒って何だか気味が悪い…。