Eternal Love…
第23章 身に迫る危険と恐怖
そしてクリーム色のカーテンを
素早くシャっと開けてきたのは…
お兄ちゃんと
司だった。
「お兄ちゃ…っ!司!」
ふたりともはぁはぁと肩で息をしながらやってきた。
『ららっ!』
再び名前を呼ばれて同時くらいにお兄ちゃんと司に抱きしめられる。
「お兄ちゃん!?司!?」
突然抱きしめられて涙もひっこんでしまった。
てゆーかっ…2人ともきつく抱きしめすぎてく…苦しい…!
「く…苦しいよ!お兄ちゃん!司!」
「あっ…わりぃらら」
「つい…勢いで…」
お兄ちゃん,司の順に謝罪してくる。
…まぁ嫌じゃないからいいんだけど。
「それよりらら大丈夫か?頭痛いか?体はどうだ?」
「なんか目が涙でにじんでるけどそんくれぇいたいのか?なぁ…」
口々に話すお兄ちゃんと司。
心配してくれるのは嬉しいんだけど…
同時くらいに話すから全然わかんなーい!
暴走した機関車のように話すお兄ちゃんと司。
心配して…来てくれたんだ…2人とも。
そのことになんだか嬉しく感じる。