Eternal Love…
第26章 決戦!体育祭!
「…んぁっ…はぁはぁ」
唇が離れると息が少し上がる。
でもまたすぐに塞がれる。
離れては塞がれの繰り返しで
30分くらいはずっとキスし続けていた。
「可愛いらら」
甘いキスでとろーんとなったあたしに甘い言葉を囁くお兄ちゃん。
愛しい気持ちが一気に込み上げてくる。
好き
今ものすごくこの2文字を伝えたい。
「お兄ちゃん…あたし…お兄ちゃんのこと…」
気持ちを伝えようとしたらそれはお兄ちゃんのキスによって遮られてしまった。
「それ以上はまだ言わないで。全て決着がついたら…俺から伝えたい。だから待っててよ」
ぎゅっと手を握りしめてくるお兄ちゃんにあたしもきつく握り返した。
「わかった」
「さんきゅらら。まずは選抜リレーだな。敵チームだけど俺を応援して?ららが応援してくれたら俺絶対1番とれるから」
「うん!応援する!」
「ははっ!さんきゅ!じゃあ戻るか。選抜リレーもサボると青軍の奴らに怒られちゃうしな」
手を握りあってあたしたちは保健室をあとにした。