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Eternal Love…

第26章 決戦!体育祭!


「痛いよな膝も肘も…心も」

お兄ちゃんちゃんはそう言いながら怪我した箇所にちゅっちゅっとキスをしてくる。

それが少しくすぐったくて。

でも嫌じゃなくて。

「んっ…お兄ちゃんっ…!」

誰もいない保健室で

キスの雨が体に降ってくる。

『まもなく男子棒取りが~……』

外からは男子棒取りが始まるアナウンスが流れている。

「お兄ちゃん…棒取り出るんじゃないの?」

「出るよ。でも出ない。ららの傍にいたい」

体に降り注ぐキスの雨はいつの間にか唇にもきて……

競技を放棄してキスに酔いしれる。

重なる唇から伝わる温かさ。

昨日も感じた激しい熱。

お兄ちゃんとのキスに夢中になってしまった。

「んんっ…お兄…ちゃ…」

自然と漏れる甘い声。

体が溶けてしまいそうなくらい気持ちのいいキス。

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