Eternal Love…
第27章 決着~零side~
これから俺は決着をつけなくちゃならない。
まずは司。
俺がららを傷付けてた時傍でららを支えてくれてたのは司だ。
司だってららのこと好きなのに
俺の背中を押してくれて
けど俺はそんな司の気持ちを
踏みにじってしまった。
だからまずは司にそれを謝りたい。
「司」
司も選抜リレーメンバーだから招集場所にいた司に声をかけた。
「零くんらら大丈夫だった?」
「あぁ擦り傷だらけだったけどちゃんと手当てしたよ」
「そっかよかった」
ほっとしたような顔をする司。
やっぱりららが好きなんだなって司を見てればわかる。
いつだってららのこと見てて傍にいて本当いいやつだよ司は。
俺なんかより数倍いいやつだ。
ぶっちゃけ司の方がららを幸せにしてやれるんじゃ?とも思う。
けどやっぱり譲りたくなくて。
俺がららを幸せにしてあげたくて。