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Eternal Love…

第27章 決着~零side~


「司今まで悪かった。俺お前の優しさ踏みにじったりして」

「本当だよ。零くんマジで最低!」

と言いながらも笑ってくれてる司。

優しいやつだな…司。

「あぁしなきゃいけなかった理由あったんでしょ?零くんが好き好んでららのこと傷付けるはずないもんな。原因はさしずめ莱香さんってとこ?」

やっぱり…司はなんとなく察してたんだな。

「理由はあったかもしれないけどららを傷付けたことは間違ってたと思うよ俺は」

「あぁ…だよな。わかってる」

本当司のいう通りだよ。

あんなやり方しなくても
守りかたなんていくらでもあるのに。

最低だった。

「まぁ零くんも傷つけられてた訳だし。そんな俺が責めることでもないけどさ。やり方を1番間違えたのは…莱香さんだよ」

「莱香はやり方を間違えた。けどやっぱり原因は俺だから」

俺の中途半端な気持ちが莱香を苦しめこんなことになりららまでも傷付けた。

だからしっかりとけじめをつけるよ。

もう二度とららを悲しませたくないから。

そして…莱香にもあんな風になってほしくない。

莱香だって嫌なやつじゃないんだ。

ただ愛し方が屈折してただけだ。

今日全てを終わらせる。

そしてららに伝えたいんだ。

俺の気持ち。

やっぱりこの気持ちを抑える術が判らなくて

莱香との約束を莱香の見てないとこで何度も破った。

まぁ今日はなかなか大胆に破らせてもらったけど。

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