Eternal Love…
第27章 決着~零side~
「莱香もうやめろ。ららに手を出すな」
「何よ…好きにしろって言ったのは零くんでしょ?あたしとの約束を破ったのは零くんでしょ?」
「もうやめろよ。莱香。こんなことしたって何もなんねぇよ。虚しいだけだろ」
「…………っっ!」
俺はちょっとずつ莱香に近寄っていった。
もう終わりにしよう。
みんなそれぞれに十分傷付いた。
ららも俺も…そして莱香も。
「ごめんな莱香。俺が中途半端な気持ちでお前と付き合ったからこんなことになったんだよな?悪い。責めるなら俺を責めろ。ららはなにも関係ない」
俺のことは恨んで憎んでくれても構わない。
けどららには何もしないでくれ。
ららは俺の大切な宝物だから。