Eternal Love…
第31章 12月24日
「瞹くん!あたしが欲しいってどーゆー意味!?」
「それはららちゃん、自分で考えなさい♪」
じゃあね~と片手をひらひらさせて瞹くんはどこかに行ってしまった。
あたしが欲しいって…
あたしはもうお兄ちゃんのものなのに。
「ねぇ!結衣!例えばさ、好きなひとに欲しいもの聞いて結衣が欲しいって言ってきたら何をあげればいいの?
あ!もちろん、付き合ってる設定で!」
「やだららったら。天然。好きなひとに自分が欲しいって言われたらそれは…」
「セックス!それしかねぇだろ」
結衣の言葉に割り込んで、
司がそう言った。
「セ…セックス!?」
あまりのびっくり単語に
びっくりしてしまって大声になる。
「ちょっ!らら声大きいって!」
結衣に言われて慌てて口を押さえる。
「やっぱりさ好きな女とヤるってのはさ、男にとって幸せそのもの。好きだからヤりてぇ。でも大切にもしたい。いろんな葛藤があるわけよ」
「へぇ~司にしては深いい話ね」
「なんだと!?結衣てめっ!」
結衣と司がじゃれあってる側であたしは考えていた。
やっぱり…えっちってしたいものなんだ。
お兄ちゃんがえっちなことしてくるのも…えっちしたいって証拠なのかな?