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Eternal Love…

第31章 12月24日


全てが完了して、
右手にはプレゼントを持って、

いざお兄ちゃんの部屋に。

お兄ちゃんの部屋のドアの前に
着くと急に緊張とドキドキが襲ってきた。


…よし!

開けようっ。

ドアノブに手をかけた瞬間…

「あれ?ららどーした?」

カチャっとお兄ちゃんのドアが開き
お兄ちゃんが出てきた。

「あっ!?えっと…!お兄ちゃんっ…に!用があって…!」

急いでプレゼントを後ろに隠す。

「おー奇遇。俺もららに用あったんだ。部屋入れよ」

どーぞ。
そういって中に入れてくれた。

相変わらずお兄ちゃんの部屋は
整理整頓されていて綺麗。

「てきとーに座って」

そう言われてベッドの上に
ちょこんと腰かけると、

お兄ちゃんも隣に座ってきた。

「お兄ちゃん!」

「ん?」

「これっ!誕生日プレゼントっ」

お兄ちゃんにプレゼントを差し出した。

「開けてもいい?」

「うん!気に入ってくれるといいんだけど…」

お兄ちゃんはラッピングを綺麗に剥がしていった。

「これ香水か?」

「うん!あたしがお兄ちゃんに似合うと思って作った香水なの。どー…かな?」

香水のふたをとってお兄ちゃんは
香水をワンプッシュした。

作った時と全く変わらない
爽やかな香り。

「すげーいい香り。大切にする。さん
きゅらら」

おでこにちゅっと軽くキスされた。

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