テキストサイズ

Eternal Love…

第31章 12月24日


「今日の飯といい香水といい、本当にありがとな」

「ううん!お兄ちゃんのためだもん」

「俺もららにプレゼントあるんだ」

「えっ?」

お兄ちゃんはベッドから立ち上がり、
机の上から長細い箱を持ってきた。

「開けてみてよ、らら」

そう言われて箱を開けると…



「これっ………!」



中には2つの大きさのことなった



シルバーリング。


「ペアリング。ららとずっと繋がってたい。ららは俺のもんだよって証。つけてくれますか?」


真剣な瞳であたしを見つめるお兄ちゃん。

お兄ちゃんの誕生日なのに…

あたしなんかがプレゼントもらっちゃっていいのかな?


「らら?」


返事を返さないあたしに
聞き返してくるお兄ちゃん。


「もーっ…!ずる…っ…い!」

ペアリングが嬉しくて。

感情が溢れだして涙が出てくる。

「らら…俺とずっと一緒にいて。絶対に離さないし離れない。お前以外いらない」

あたしを抱き締めながら甘い言葉をくれる。そして



「らら。愛してるよ」



はっきりそう言った。



その言葉にまた涙が溢れてくる。


涙で顔がぐちゃぐちゃだ。


「返事は?」

「あたしも愛してるっ…!」


「知ってるよ」


優しく微笑みながら言うお兄ちゃん。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ