Eternal Love…
第33章 年越しの願い
胸がすごくドキドキして。
お兄ちゃんが前よりも数倍かっこよく見えちゃって。
ニヤけを押さえたくても
自然と顔が緩んでしまう。
「ちゃんと掃除しろよ?らら。頑張ったらご褒美にららちゃんの好きなことしてあげる」
好きなこと………。
頭に浮かぶのは…
体を重ねたときのこと。
考えただけで耳まで真っ赤になる。
「ららのえっち。何考えてるんだか」
「ち、違っ!もうっ!お兄ちゃんのばかぁ!」
…体に今も焼き付いてるんだもん。
お兄ちゃんの手や舌の感触。
お兄ちゃん自身も。
忘れることができないくらい
しっかりと刻み込まれていて。
お兄ちゃんうますぎて、
くせになっちゃうんだもん。
「ららの期待通りのご褒美、俺から貰えるといいな?」
にやっと口角をあげて笑うお兄ちゃん。
「もぉーっいじわるっっ!」
「けど、そんな俺も好きなんだろ?」
「……………っっ///」
ずるいっ…その質問。
そんなの決まってるじゃん。
「好き……っ」
この言葉以外見つからないよ。
「ふっ。知ってるよ」
ちゅっと軽くリップ音をたて
おでこにキスされた。