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Eternal Love…

第33章 年越しの願い


「…………っ//」

また真っ赤に染まる頬。

ドキドキする胸。

「んな顔すんな。キスしたくなんだろ」

そう言ったお兄ちゃんは少しずつあたしとの距離を縮めてくる。

それに合わせてあたしもゆっくり
目を閉じる。

お兄ちゃんが近づいてくる気配を感じる。

もうちょっとで…唇が…


触れる…


「零ーちょっと手貸してくれー!」

「こららら!しっかり掃除しろよ」


そんなときにパパ登場。

「ん~っいたぁいいたぁい!」


せっかくのキスが
パパにバレないように、
お兄ちゃんに思いっきりほっぺたを
引っ張られた。

「兄妹仲いいのはいいけど掃除も頑張ってくれよ~」

「はぁい」

あーあ。
せっかくのキス…。
逃しちゃったな。

「じゃあならら。俺、父さんの手伝い行くし」

「わかった」

ちゃっちゃと掃除終わらせて
お兄ちゃんにいーっぱい甘えよっと!

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