Eternal Love…
第33章 年越しの願い
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「………!……ら!……らら!」
体を揺すられ、名前を呼ばれる。
「ん…ふぁ…っ」
「ららいつまで寝てるのよ~もぉ!年越しそば食べないの?」
まだ重たい瞼を必死に開けると
目の前にはママが。
「…あれ今何時?」
目覚めたばかりで時間がわからない。
けど…けっこう寝た気がする。
「ばかねぇもう!今もう11時30分よ!おと30分で年開けるんだからっとっとと降りてきなさい?」
…11時30分。
「えぇっ!?11時30分!?」
「そうよーっ!らら今の今までずっと寝てたのよ?」
…驚いた。
あたしこんなに寝てたんだ。
「ほらそろっとカウントダウン始めるし、パパと零がおそば待ってるから行くわよ」
「う、うん」