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Eternal Love…

第33章 年越しの願い


「あけましておめでと、らら」

「今年もよろしくね?お兄ちゃん」

微笑み合うあたしたち。

♪~♪~♪~♪

あたしの服の中でけーたいが震えた。

画面には"結衣"

「もしもし?」

「Happy new year!ららっっ」

テンションの高い結衣の声が
耳に響いてきた。

「あけおめ結衣!どうしたの?」

「ん~?新年最初は親友の声でも聞こうかと思って!あけおめメールあとで送るね?今絶対混むからさ!だから、とりあえずあけおめ電話っ」

確かに…お正月ってあけおめメールが飛び交うからすっごく混むんだよね。

「ありがとう結衣!今年もよろしくね?」

「こっちこそよろしくっ!じゃまた冬休みあけにねーっ」


「うんっ!」

「ははっ結衣は新年早々テンション高いな」

「そうだねっ」

お兄ちゃんと笑い合ってるとまたしてもけーたいが震える。

今度は短いから…メールかな?


受信ボックスを開くと結衣からのあけおめメールが届いていた。


届くの早いな~。


そんなこと思ってるうちに次々と新着メールが届く。


学校のクラスメートからのあけおめメールだった。


「すっごいあけおめメール…。あたしも返信しなくちゃ」

「俺もはんぱねぇ量」

来たあけおめメールをひとつひとつ読む。

そのあけおめメールの中に
司からのメールもあった。

─────────────────

あけましておめでとう。らら。

去年はいろいろ世話になったな!

零くんとはうまくやってるか?

つかうまくやってなかったら許さねぇからな!

いっとくけど俺まだお前のこと忘れてねーから。

隙あれば狙うからな!

…なーんてな。

今年も友達としてよろしくな!
なんかあったらいつでも言えよ。

俺はいつでもお前の味方だから。

─────────────────


………司。


ありがとう。


目頭がすこし熱くなってしまった。

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