Eternal Love…
第34章 近親相姦
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「ひ…っ…く……ふっ…ぇ」
ベッドの上で涙を流すあたし。
止まらない涙が枕をじわじわと
濡らしてく。
そんなとき
コンコン
扉をノックする音が聞こえた。
誰………?
「らら?俺だけど」
声の主は大好きなお兄ちゃん。
「お兄ちゃんっっ」
すぐさま扉へ駆け寄ると
「ららこのままで聞いて」
そう言われ扉を開けるのを止めた。
「らら俺今日はとりあえず瞹の家に泊まる。携帯は母さんに預けたから、ららとは連絡が取れない」
「何で?お兄ちゃん家にいないの?」
連絡取れないなんてやだよ。
「最後まで聞いてらら」
お兄ちゃんは落ち着いた声でそう言った。
そして…ゆっくりとこう言った。
「ららは全てを捨てて…………
俺に着いてくる覚悟ある?」