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Eternal Love…

第39章 愛してる。~零side~



「愛してるよ…らら」


眠る君の唇にそっとキスをした。


握りしめた手をほどいて。


俺は家を出た。



愛してる。


愛してるよ。



どんなに離れてても



もうそばにいられなくても



君が俺を忘れて他の誰かを愛する日がきても




誰より君を





『愛してる。』






俺の目からは一筋の涙がこぼれた。





だせぇ…どんだけ女々しいんだ。





俺が泣いてたら、誰も前に進めない。



溢れる涙をこらえて俺は歩き出した。







さよなら







愛してた人。

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