Eternal Love…
第41章 Eternal Love…
「めっちゃ…色っぽくなったな。らら。やべ…っ。何かすげードキドキする…」
「当たり前でしょっ。あたし…もう20歳になったんだからっ…!」
この数年間ずっと…自分磨きしてきたんだもん。
「…らら好きなやつ…出来た?」
「……出来てない」
「え……っマジで………?」
「言っとくけどっ!あたしに言い寄ってくる人いっぱいいたんだからねっ!誰かさんが…守ってくれないからっ」
20歳になるまで出会った数々の男の人に告白されてきた。
みんないい人だったけど、いざ付き合うってなると脳裏にお兄ちゃんが浮かんできてどうしても先に進むことができなかった。
「しつこいかもしれないけど…っ!あたし、ずっとずっとお兄ちゃんだけ想ってたんだからね…っ!だって…あんなの残されて…忘れられるわけないでしょ…?」
「もしかして…見つけたのか…?」
「もう…っ当たり前じゃない!あの…手紙はあたしの希望だったんだから…」
実はあの日司から受け取ったお兄ちゃんからの手紙には続きがあった。
一番最後の手紙の裏に小さく。
こう書かれていた。