
彼等は紅を求める
第2章 狂恋歌another
グイッ
「キャァ!!いや!!」
足を大きく開脚させる。
白濁の液が透明な蜜と絡み合い、滴り落ちる様子がはっきりと見えた。
舞の身体を汚す白濁が自分ではない他人のものだということがただ腹立たしい。
『圭、携帯。』
「はいはい。」
「何をする気!?」
『決まってるだろ。』
カシャ
「!?やっ!やだ!!撮らないで!!」
無駄なのに、手を必死に動かしたり、身体をくねらせる舞。
むしろ、なんとも扇情的で身体が熱くなるのを感じる。
『言っただろ?…お仕置きだって。』
クチュクチュ
そう耳に舌を這わせながら囁く。
舞の身体がビクンと跳ねた。
