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眠れぬ王子と猫な僕

第15章 愛しき王子


















眩しい日差しの中で










僕に笑いかけている人がいる……




























瑛兎さん?






















不安定な足取りで駆け寄る。




























瑛兎さん、僕はここにいるよ!


























瑛兎さんは気づいてはくれない。






















なんでっ!!?





























瑛兎さん、












僕は………










僕はここに、









ここにいるんだよ?





























どうして気づいてくれないのッ!?






























「ゃ、…………ん………」

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