眠れぬ王子と猫な僕
第15章 愛しき王子
「もぅ…!……や、らぁのっ
はふ、んにゃあ!」
急にバイブの動きが激しくなり、ぼくの身体は震えた。
イったばかりで敏感になった身体に更に刺激が加わると
簡単に果てていた。
すると今度はバイブの動きがピタリと止まった。
なんだか、璃依さんに見られてる気がする。
部屋を見渡した。
部屋の天井、右の角に小さなカメラがあった。
じっとカメラを見ていると、バイブが再び蠢き始めた。
先ほどとは違い、とても弱い刺激で
物足りなさに身体を捻らせ
カメラに目を向けた。
おねだりなんて、はしたないけど
考えるより先に口が動いていた。
「もっと…!
璃依さん、おねがいっ……、もっとぉ……」