眠れぬ王子と猫な僕
第16章 誓いのリング
〜〜〜〜〜3週間後〜〜〜〜〜
僕は、日本から少し離れたオセアニアにある島にいた。
透き通った海に突き出た橋。
その端にあるのは純白の小さいチャペル。
チャペルと同じ白いドレスと真珠のネックレスをつけて歩いていた。
ようやくチャペルまでたどり着き、一息ついて扉を開けた。
―――ゴーン…ゴーン…
「あわわぁ………!
遅れちゃうよぉ」
目の前に青がかったスーツの瑛兎さんの背中が見えた。
「瑛兎さんっ!………っつ、ぅひゃあ!!」
慣れないドレスの裾を踏んでしまい、転びそうになった。
「妖巳、危ないよ」
僕の身体を瑛兎さんは優しく受け止めてくれた。
「ごめんなさぁい(笑」
「ではお二人様、式を始めますよ」
「「はい」」
僕は今、毎日が幸せでたまらない。
大好きな王子様と永遠の愛を誓いあってキスを交わした。
「瑛兎さんといる時間が、いつまでも続きますように……」
小声で、そんなことを呟いた。
「「愛してるよ……」」
END
僕は、日本から少し離れたオセアニアにある島にいた。
透き通った海に突き出た橋。
その端にあるのは純白の小さいチャペル。
チャペルと同じ白いドレスと真珠のネックレスをつけて歩いていた。
ようやくチャペルまでたどり着き、一息ついて扉を開けた。
―――ゴーン…ゴーン…
「あわわぁ………!
遅れちゃうよぉ」
目の前に青がかったスーツの瑛兎さんの背中が見えた。
「瑛兎さんっ!………っつ、ぅひゃあ!!」
慣れないドレスの裾を踏んでしまい、転びそうになった。
「妖巳、危ないよ」
僕の身体を瑛兎さんは優しく受け止めてくれた。
「ごめんなさぁい(笑」
「ではお二人様、式を始めますよ」
「「はい」」
僕は今、毎日が幸せでたまらない。
大好きな王子様と永遠の愛を誓いあってキスを交わした。
「瑛兎さんといる時間が、いつまでも続きますように……」
小声で、そんなことを呟いた。
「「愛してるよ……」」
END