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眠れぬ王子と猫な僕

第11章 学園と嫉妬と危険な香り

瑛兎side










両想いだってわかった次の日、妖巳が俺に尋ねてきた。






「瑛兎さんってがっこ、行ってない?」





「行ってるよ。今は休んでるけど。」





「なんで?」





「妖巳が来たばかりだから、1人に出来ないでしょ?」




「〜っ///じゃぁ明日からは行くの?」




日付をみた。


日曜日か。 もう10日以上休んでる。





「ん〜、でも妖巳を置いていくのはなぁ。」





「僕は大丈夫だよ。心配しないで。」




そう言った妖巳の顔がしゅんとなる。




分かりやすくて可愛い。







しかし、どうしたものかな。




「………」

















「よし、妖巳も俺の学園に編入しよう。」





「えぇ!?……いいの?」




「うん。うちの系列の学園だし、行きたいでしょ?」





妖巳の顔が明るくなる。





犯したい。っていうのは、内緒。


妖巳にはまだ早いと思ったから。













「あっ、僕、頭が、良くないから……」





「俺がなんとかするから。」







「高校って、どんなかな?」



妖巳が俺に抱きつく。







ちなみに今、俺達は同じベッドでお昼寝中←云わばぐーたら笑)







「普通だよ。クラスメイトがいて、担任がいる。」





「んむ〜!そーだけど、先生が怖いとか、ないの?」





「行って、見た方が良いだろ?」





拗ねて頬を膨らます妖巳を抱き寄せおでこに口付ける。





「うん、そ、そぅする///」











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