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怖バナ特集

第1章 君が望むなら

『僕のくるみに、何してるの?』

(智哉さん----!?)
『くるみに近づくなって、あれほど言ったはずだけど?』
智哉さんは、目をすぅ…っと細めて、彼女を睨みつけた。

(また……あの目だ……暗い目……)

ざわっと、全身にトリハダがだった気がした。
青ざめて、その場から走り去ろうとした彼女に、智哉さんが言う。

『慌てて走ると、また転ぶよ……?』

低く……怒っているけれど、どこかからかうような口調-------。
彼女はおびえた顔で振り返り、またすぐにかけだして行った。

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