テキストサイズ

怖バナ特集

第1章 君が望むなら

『-----そう……』
一瞬、智哉さんの声が、聞いたこともないほど低くなった。

………え?

でもその違和感は、次の瞬間、智哉さんの明るい声にかき消える。
『ま、さきちゃんいなくても、僕がいるしね。くるみには』
(智哉さんったら~!!)

恥ずかしくてうつむいた私のおでこに、智哉さんは軽くデコピンした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ