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第6章 おまけ♪長谷川律(視点)

泣き疲れ眠ってしまった睦月を
取り敢えず、家に連れて来たはいいが
これからどうするかと、俺は考えていた。

ずぶ濡れの制服……

勝手に着替えさせるのは、マズイか?

そう思っていたが

何故か俺の家まで着いてきた中垣が言った。

「このまんまだと、風邪引くんじゃ―ねの?」

確かにそうだ
髪も服も酷い濡れ方だ。

仕方ない……

そう思って俺は睦月を抱え上げ、中垣を見て言った。

「お前、睦月の家に電話入れとけよ。俺は着替えさせてくる」

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