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拘束【糸繰編】

第2章 先生

診察は、どこかにいくのかと思っていたら、そうではなくて先生が来室するのだという。

鍵をかけるなどしているから、私はよほど何かしたらしい。 いずれにしても、閉じ込められたこの部屋から、私が何をしようにも、何をしたいのかすらわからない状態なのであるから、まな板の鯉よろしくなすがままに診察をまつしかない。

そうこうしているうちに診察の時間がきて、先生と呼ばれる方、他何名かやってきた。

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