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拘束【糸繰編】

第4章 夜の窓辺で

私と二人組の奇妙なやりとりもそうは続かなかった。

向かい側の建物から誰かが出てきた。おそらく二人組を探しているようだ。

私はともかく指で二人組に合図してみると、二人組もそれに気づいたようで、私の目の前からかききえるように視界から消えた。

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