テキストサイズ

拘束【糸繰編】

第8章 中庭

ピオとは二人組の女性の方だと私は直感した。

そして、ドラゴンが助けたかったのは、他でもない私だろう。

ただ、腑に落ちないのは私がいた部屋は、保護室といい、しかもその保護室に入っているのは何かしら絶望的なものらしい。

そう言えば、私が個室…いや保護室から出てきた時に、私の袖をつかんできた人の様子がおかしかったのは何か理由かうまく説明できないけれど、何か危ないものが横たわっていることを、私は感じとった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ