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拘束【糸繰編】

第1章 ここは?

何人かいるようだ。


私の顔に、息がかかる。

私の顔を覗きこんでいるようだ。

悟られないように。
悟られないように…。

誰かが、私の顔を覗きこむのをやめたみたいだ。顔にかかる呼吸が、ふっと離れていくのがわかる。

話声が聞こえた。

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