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トライアングル・ラブ

第9章 ライバル



山ちゃんが自分の顔を触りだした。


「やだぁ~。」

「やだぁじゃねーよ!俺がやだわ!」


山ちゃんが笑いながら、私の右隣の自分の席に座り、机の中を探り始めた。


「姫奈に嫌がられてやんの~。」


沙織がケラケラ言った。


「え、マジ?!姫奈、俺イヤ?」

山ちゃんが机の中から素早く手を出し、私を見た。

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