テキストサイズ

トライアングル・ラブ

第11章 夕日



山ちゃんがデコピンしてきた。


「痛っ!なんでよー。人がせっかく素直に…って、山ちゃん顔赤くない?」


私のほうを見ていた山ちゃんの顔は、ほんのり赤く染まっていた。


「…なに?もしかして照れてるの?」


私はさっきの仕返しと言わんばかりにニヤニヤしながら言った。


「なっ…!ゆ、夕日のせいだろ!」

「ベタだし、私のパクりじゃん!」


私は山ちゃんの肩を叩き、二人で笑い合った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ