無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「姫奈、ケータイ鳴ってるんじゃない？」

「え？」


私たちの高校は行き帰りの安全のためケータイを持ってくるのは良いが、学内での使用は禁止。

見つかれば没収で、親が来なければ返してもらえないという結構厳しい規則がある。


だから私はいつもサイレントに設定している。


おかしいな。
間違えて通常マナーにしちゃったのかな。


まだ梅ちんが来なそうなので、ブーブー鳴っているケータイをかばんから出し、開いた。