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トライアングル・ラブ

第12章 着信



「そうだね…。」


私は沙織からケータイを受け取り、電話が自然に切れるのを確認してから、かばんに戻した。


「よーし皆ー!席に着けー!」


たくさんの書類をかかえた梅ちんが笑顔で教室に入ってきた。


「皆が待ち望んでいた通知表だぞー!」


そう楽しそうに言う梅ちんに、クラスからブーイングの嵐が襲い掛かった。

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