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トライアングル・ラブ

第14章 再会



直接会うのは何年ぶりだろう。
幼かった優貴はキリッとした顔つきになっていて、背も伸びていた。

程よく焼けた肌に、綺麗な筋肉のついた身体。


これが世の中でいう“イケメン”だと私は思う。


なんで優貴がここにいるの?


「姫奈の声、すぐ分かる。」


ニコッと優貴は微笑んで言った。

やめて、裕也の前でそんなこと言わないで。

私は何も言えず、下を向いた。
裕也の方に振り返るのも怖かった。


「…姫奈、更に可愛くなったね。」

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