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トライアングル・ラブ

第16章 言葉の裏返し



「姫奈~。遅いじゃーん!」

「ゴメンゴメン~。」


私はあれから裕也と貸し出しものコーナーに行き、浮輪とビーチボールを借りてきた。


「裕也おせーじゃん。」

「わりーわりー。混んでてさ。」


隣で山ちゃんと裕也が話しているのが聞こえる。

裕也は私が泣き止むのをずっと待っててくれた。

そして、私がやっとの思いで泣き止むと、優しく微笑んでくれた。

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