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トライアングル・ラブ

第17章 初めての嘘



すると、背中に何かが当たった。
振り返ると、青のマジックが落ちていた。


それを手に取り、顔を上げた。


「なんだよ、山Pと他の作り始めたのかよ?お前は俺とこのポスターやってただろーが。」

「…裕也。」


裕也はちょっと不機嫌そうに私にポスターを見せながら言った。

さっき紙の余ったところには、嘘でも可愛いとは言えないウサギが書かれていた。


「早く続きやれよ。」


そりゃ、裕也とやりたいけど…。


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