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トライアングル・ラブ

第17章 初めての嘘



「私、山ちゃんと看板作りするから。」


私はできるだけ笑顔で言った。


「は?」


裕也が怒り口調で言った。


「そのポスターに3人もいらないでしょ?裕也と真理、2人で頑張ってよ!」


私は心にもないことを言っている自分をごまかすため、長い髪を耳にかけた。

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