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トライアングル・ラブ

第17章 初めての嘘



でも…私は自業自得なんだ。


「…姫奈?」


顔を上げると心配そうな顔をした山ちゃんが私を見つめて立っていた。


「山ちゃん…。おかえり。」


私はまた偽りの笑顔を見せた。


嘘ってこうやってつくものなんだ。
自分の気持ちに嘘をつく。

これほど辛くて悲しい嘘はない。

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