テキストサイズ

トライアングル・ラブ

第25章 押された背中



「姫奈、頑張って!」


真理は私のほっぺを触り、涙の痕が残った頬を緩ませ、ニコッと微笑んだ。


全てを素直に話してくれた真理。
優しく背中を押してくれた真理。


私の周りの子はどうして皆こんなに良い子なんだろう。


「…あり…がと…。」


私は泣きながらも、真理に笑顔を返した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ