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トライアングル・ラブ

第30章 新しいスタート



「俺、買ってくるから待ってて。」


私の返事を聞かず、裕也は小走りでアイスを買いに行ってしまった。


私は鼻を啜り、大きく息を吸い、大きく吐いた。


あー…。
ホントに怖かった…。

もう絶対お化け屋敷には入らない。


涙が止まった私は、綺麗な青い空を見上げた。

さっきのお化け屋敷の暗さは夢のよう。

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