テキストサイズ

トライアングル・ラブ

第32章 溝



「へぇ…。そんなことがあったの…。」


時刻は7時半過ぎ。

私は山ちゃんとの出来事を電話で話すより、直接沙織に相談したかったため、連休明けの学校で話すことにした。


「裕也は?裕也に話したの?」

「上手く言えなかった…。山ちゃんの話自体、分からなかったから…。」


まぁ、裕也自身あまり気にしてなかったし…。


「“おめでとう”とは言えない…か。山Pらしいね。」

「祝福はできないってことなのかな…。」


私は苺ミルクを片手に、ため息をついた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ