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「考えを戻しなよ。姫奈が、山Ｐに“おめでとう”って言えないって言われたんだよ？」


私は信じられなくて、言葉を失った。
だって…だって…、それってつまり…。


「…山Ｐは、ずっと…姫奈が好きなんだよ…。」


沙織の言葉で、心臓が“ドクン”と鳴った。

山ちゃんが私を…“好き”？
そんなこと…。
そんなわけ…。


「…な、ないよ…。ありえない…。」


私は震える声を振り絞って、沙織に言った。