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「あ、トイレ行ってた。」


私は再びロッカーに向かい、生物の教科書を取り出した。


「姫奈～、まだ１時間目始まるには早いけど、生物室行かない？私、飼育されてるネズミ見たい☆」


沙織は将来獣医を目指している。


「良いよ～。」


早く行けば、生物室Ⅱで先輩とゆっくり話せるし。

あ、このこと沙織に言うべきかな？
でもまた怒られちゃうかも…。