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トライアングル・ラブ

第34章 迷路



「…沙織、ここでちょっくら良いですか?」

「私、お邪魔じゃない?」

「いや…、あえてお前もいて欲しい。」


うん!
沙織に帰られたら私も帰りたくなっちゃうよ!

今山ちゃんと2人きりとか、私が私でいられない…。


「…そう。じゃぁ、静かに紅茶啜ってるね。」

「わりぃな。」


沙織がここに留まることを決断し、私は“ホッ”と胸を撫で下ろした。

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