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…それって…。


「…姫奈、好きだ。この気持ちは、誰にも、裕也にも負けないつもりだ。」


いつの間にか山ちゃんの顔が歪んでいた。
気づけば私の目にはたっぷりと涙が溜まっていたのだ。

山ちゃんの素直な気持ちが、私の胸を締め付けた。


「…本当は、最初に電話した日に伝えるつもりだった。」


最初に電話した日…。
あ、私が裕也と遊園地に行った日だ…。

そして、私と裕也が付き合うことになった日。