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トライアングル・ラブ

第35章 涙のキス



「…見るなって。そんなに見るとチューすんぞ。」

「チューチュー。」


私はネズミのマネをした。


「…ふざけてんの。俺ができないとでも思ったら、大間違い。」

「…何が…っンッ…?!」


気づけば私の唇は裕也の唇と合わさっていた。

その途端、涙が溢れ出した。


「…っ、ゴメン。」


それに気づいた裕也が、唇を離した。

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