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トライアングル・ラブ

第37章 見つけた答え



「…でもっ、相手がお前だから!俺の大事な親友だから!お前を…裏切りたくないんだ…。」


山ちゃんは、そう怒鳴ると、右手で瞳を拭った。


「…まぁ、キスしちゃったけど…。」


小さく付け足した山ちゃんに、裕也は吹き出した。


「…ホント、お前は最低で…最高の俺の親友だよ。」


裕也が握りしめた拳を山ちゃんの胸元に叩きつけた。


「…裕也…。」


山ちゃんの瞳には涙がうっすらと浮かんでいる。


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