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トライアングル・ラブ

第41章 お熱×お熱=?




木枯らしが吹きはじめ、身震いを感じるようになった今日この頃。

くしゃみと鼻水が止まらないのは、冬に接近している証拠かな。


「起立ー。礼っ!」

「「おはようございまーす!」」


朝のチャイムと共に今日も暑苦しい梅ちんが笑顔で入ってきた。


「皆!今日は面白い話があるんだ!」


教壇をバンッと両手でたたき付け、白い歯をキラッと光らせながら梅ちんが叫んだ。


「今日、裕也が熱で休みだ!」


梅ちんの言葉に、クラスメートが「おぉー。」と何故か納得した。


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